株式会社 大竹写真
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ニコン編
発売日 機種名 写真
1959 F
シャッター形式機械式チタン幕(初期・布幕〉横走行フォーカルプレーン シャッタースピード1〜1/1000秒・B・T フィルム巻き上げレバー式巻上角136度/予備角15度 マウントニコンFマウント 視野率/倍率約100%/O.8倍 露出計なし 電源なし 大きさ/重量147WX98H×56Dmm/685g
一眼レフ時代の幕開けを飾った大ヒット機 抜群の耐久性と豊富なレンス群、直線的なデザインなど様々 な魅力を兼ね備えたニコンの初代フラッグシップ機「F」。東 京オリンピックやべトナム戦争など報道の現場で活躍した最 高級機で、大卒公務員の初任給が約10,000円のころ、ボデ ィだけでも44,200円の価格が付けられた。
1965 PhotomicT 露出計内蔵のファインダーをニ コンFのアイレベルファインダ ーと交換したFフォトミック初 代機、前面左上の受光丸窓から 測光する外光式。遮光板の開閉
1967 PhotomicTN フォトミックTの測光方式を全 面平均式から画面中央直径 12mm範囲の中央部重点平均式 に変更。「N」は「Narrow(狭い)」 の略。輝度差の高い被写体でも 露出決定がしやすくなった。
1968 PhotomicFTn 手動だった交換レンズの開放F 値設定を"ガチャガチャ"の動 作でボディ側に伝える(FTn) 方式に改良したモデル。電池室 の移動などで小型化にも成功。 着脱レバーも増設された。
1971 F2
シャッター形式機械式チタン幕横走行フォーカルプレーン シャッタースピード1〜1〆2000秒・B・T フィルム巻き上げレバー式巻上角120度/予備角20度 マウントニコンFマウント 視野率/倍率約100%/O.8倍 露出計なし 電源なし 大きさ/重量152.5W×98H×56Dmm/720g
操作性を改良した機械式カメラの完成形 ぱっと見ではFに丸みを付けただけのように思えるF2だが、 単なるマイナーチェンジ機ではない。徹底的にFの見直しが され、シャッタードラム内のスプリングの強化やシャッター ブレーキの効率を上げる工夫が施された。この結果、最高速 は1/2000秒、ストロボ同調1/80秒以下、1/80秒以上では中 間シャッターが連続無段階で設定できるなど大幅にスペック アップしながら、より調整しやすい安定したシャッターにな っている。その他、ミラーボックスの構造も効率化され内面 反射対策も強化されている。もちろん操f乍性も改良.シャッ ターボタンが前面よりの使いやすい位置に変わり、フィルム 装填が裏ぶたを取り外す方式から、蝶番による裏ぶた開閉式 になっている・即戦力の実用機として探すならFよりもF2だ といえるだろう。
1971 F2 Fotomic フォトミックファイダーDP-1を搭載したF2フォトミッ クの初代。測光方式はフォトミックFTNと同様にCdS を接眼部脇に配置したTTL中央部重点式,
1973 F2 FotomicS 追針式からLED式に変更。測光範囲の低輝度側を2EV 拡大した"夜間撮影強化型"。EEコントロールユニットを 併用することで、シャッター優先AE撮影が可能になる。
1976 F2 FotomicSB 受光素子をCdSからSPDに変更。ファインダー内の LED表示を2点3段階表示から3.価段階表示に改良した。 可変抵抗に代え、FRE(金属薄膜抵抗体〉を採用した。
1977 F2 FotomicA レンズのAi化にともない、F2フォトミックSのファイン ダーの連動部を変更したモデル。絞りリングの数値をフ ァインダー内で直読するための光学系が新設されている。
1977 F2 FotomicAS 受光素子をSPDにしたF2フォトミックSBをAi化したモ デル。Aと同様、ファインダー内に絞り値が表示される。 コントロールユニットもAiレンス対応型となっている。
1979 F2 Titan 植村直己の特別仕様が原点のチタンのF2 世界初の五大陸最高峰制覇など数々のアタックに挑み、マッ キンリー冬季単独行の踏破直前に消息を絶った冒険家・植村 直己。1978年、彼の要望で耐久性強化と凍結・凍傷対策が 施された特製のF2が作られた。これにヒントを得て、上下 カバー、ペンタカバーなどにチタンを使ったF2が試作され たという。翌年には艶消し黒塗装仕上げのF2チタンが報道 関係者向けに限定発売(俗称「F2プレス」)。さらにその後、 左肩に「Titan」の刻印が入った一般ユーザー向けモデルも 当時価格98,000円(ボディのみ)で限定発売された。非常 に人気のモデルで、中古市場では標準モデルの倍以上の価格 が付けられている。
1980 F3 シャッター形式電子式チタン幕横走行フォーカルプレーン シャッタースピード8〜1〆2000秒・B・T・X フィルム巻き上げレバー式巻上角140度/予備角30度 マウントニコンFマウント 視野率/倍率約100%/0.8倍(アイレベルファインダーDE-2) 露出計中央重点式・SPD使用 電源LR44〆SR44×2またはリチウム電池CR1〆3N×1 大きさ/重量148.5WX96.5H×65,5Dmm/715g MFカメラの頂点を極めたロングセラー機 ピント合わせのしやすさ、巻き上げのなめらかさ。マニュア ルカメラならではの確実な操作感覚をきっちりと味わえるの が、世界最高のマニュアルカメラを目指して設計されたF3 だ。シャッタードラムをボディの左右に置いたオーソドック スな横走行式シャッターは、1回の巻き上げでシャッターチ ャージとフィルム巻き上げを完了させる非常に合理的な構造 で耐久性にも優れている。次のF4では縦走行となったため、 F一桁シリーズでは横走行式シャッターを使った最後のモデ ルとなった。F2まで交換ファインダー内に入っていた露出 計はF3ではボディ下部に組み込まれた。2000年3月に製造 終了となり、すでに完全な新品(発売時価格139,000円〉を見 つけるのは難しいが、中古市場では5〜10万円で美品を入手 できる。F3HPと区別するためF3アイレベルとも呼ばれる。
1982 F3HP ファインダーの倍率がO,75倍と イ氏く、}妾巨艮音5から2.5cmまで目 を離しても全体が見渡せるハイ アイポイントファインダーDE- 3を標準装備。眼鏡の人も四隅 まで見やすい。
1984 F3/T 上下と背面、ペンタカバー、前 板などほぼ全面にチタンを使用。 1982年に唯一の"白いF3"で あるチタンカラーが発売され、 1984年にブラック(写真右) が登場した。表面はざらつきの あるレザーマット言剛士上げ。
1977 FM おもに米国からのF2の小型普 及版を望む声に応え、レンズの Ai化に合わせて発売されたシリ ーズ初代機。内蔵露出計の測光 回路にはモノリシックICチップ が使われており、測光回路が故 障すると現在はほぼ修理不能。 ■中央重点式・GPD使用■142W×89.5H×60,5Dmm/590g
1982 FM2 こコンで初めてシャッター最高 速1/4000秒を達成したモデル。 わずか2年でニューFM2に交替 したため非常に台数が少ない。 発売時価格はFMよりも6,000 円高い63,000円。ブラックは FMと同様4,000円高だった. ■中央重点式・SPD使用■142.5W×90H×60Dmm/540g
1984 NewFM2 シャッター形式機械式金属羽根縦走行フォーカルプレーン シャッタースピード1〜1/4000秒・B フィルム巻き上げレバー式巻上角135度/予備角30度 マウントニコンFマウント 視野率/倍率約93%/0.86倍 露出計中央重点式・SPD使用 電源LR44/SR44×2またはリチウム電池CR1/3NX1 大きさ/重量142.5W×90H×60Dmm/540g 機械式・マニュアルに こだわり続けたロングセラー機 一眼レフが一気にAF化した80年代も、あくまでマニュアル 露出・マニュアルフォーカスにこだわり続けたFMシリーズ。 なかでもニューFM2は写真学校の学生などを中心に、17年 に渡り愛され続けたロングセラー機だ。またFM2からはハ ニカムパターンで強化したチタン幕(ニューFM2後期はア ルミ合金製)により、シャッタースピード最高速と同調速度 の記録を塗り替えてきた。ニューFM2はその到達点として 1/4000秒・X1/250秒を実現。80年代には高速シンクロを多 用するスポーツカメラマンや報道カメラマンにも重宝された。 ニューFM2の発売時価格は65,000円。
1993 NewFM2/T 上下カバーに堅牢性の高いチタ ン合金を使うことで、強度を上 げながら約25gの軽量化に成功 したモデル。発売時価格は 92,000円。 '中央重点式・SPD使用■142.5W×90H×60Dmm/515g
1996 FM10 露出、フォーカスともにマニュ ァルというFMシリーズのコン セプトを受け継いだ現行機。シ ャッター最高速は1/2000秒。メ カニズムやデザインは踏襲され ておらず、ニューFM2、FM3A の下位モデルという存在。 ■中央重点式・SPD使用■139W×86H×53Dmm/420g